唾液の洗浄作用|食後の歯磨きとうがいは間違い
2012年12月07日
唾液の持つ様々な作用の中でも最も大切なのが
食事のあとの食べカスや飲みカスを洗い流す洗浄作用で
歯と歯の隙間や舌の表面、歯茎と頬の間に付着した
食物のカスをシャワーのように洗い流してくれる働きです。
食後の食べカスを落とすために歯磨きやウガイを
日頃から習慣化している人達も少なくないですが
実は食後の歯磨きはかえって虫歯の原因になります。
何故なら歯磨きやウガイによって唾液が流れでてしまうと
せっかくの洗浄作用が機能しなくなって食べ滓が洗い流せず
虫歯の原因になるミュースタント菌などが繁殖しやくなるからです。
食後の食べ滓は歯の表面よりもむしろ舌の表面や歯茎と頬の間
などに多く存在しているので歯磨きの必要はありません。
飲み食いした後の口腔内ケアは歯間ブラシやデンタルフロスを使い
歯と歯の隙間に詰まった滓を取ったり軽い水ウガイだけで十分です。
とくに合成界面活性剤入りの歯磨き粉を使うのは致命的で
あれは言ってみれば合成洗剤みたいな物なので舌や歯茎など
口腔粘膜に炎症を起こしてドライマウスの原因にもなります。
市販の歯磨き剤の多くはミント系(多くはハッカ)が入っているので
使うと清涼感があっていかにも口の中が清潔になったような錯覚を
しますが、実際にキレイになった訳でも汚れが落ちた訳でもありません。
Posted by 次郎丸 at 19:40
│デンタルケア